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振り返って～激動の２０１５年。

スクールを始める前、花の勉強に夢中になっている頃。
私の親友がしばらくドイツへ転勤となり、私もボンとう町に滞在させてもらった事がありました。
ドイツの花屋さんは衝撃でした。見たこともない花やグリーン、そしてそこから生まれたアレンジメントやブーケ。
胸がいっぱいになりました。
花から溢れる色のパワーは、人の手では決して出せな素晴らしさがある。
花があるだけで幸せな気持ちになる。
フラワースクールdie・farbe（ドイツ語で絵の具）という意味。
この心で感じた出来事がスクールを始める大きなきっかけとなりました。

１９９９年春、自宅でささやかながらフラワースクールディ・ファルベは始まりました。
しばらくして、おかげさまでフリーの仕事や生徒様も増えて手狭になっきたので、どこかアトリエになる場所はないかと
探し回りました。
翌年２０００年の初夏、薄暗くなりかけた夕方、いつものように貸店舗を探しに車を走らせてると
以前カフェだった店の暗闇の中から、白い貼り紙が目に飛び込んできた。車を降りて確認。閉店のお知らせでした。
お化け屋敷の様な薄気味悪い古い外人住宅でしたが、ここだ！と一目惚れしてしまい、その夜は興奮して,まともに眠れませんでした。
翌朝、大家さんを探すためその近所を訪ねて行き,幸いすぐに大家さんを見つけることができて、家族も心から応援してくれた
おかげで、勇気が沸いて決心して借りることも出来ました。

その時の父の言葉。
「麻紀、やるからには本気で命がけでやるんだぞ。」

フラワーショップ＆スクールディファルベの誕生でした。

庭のある心地よい港川のファルべを営んで１６年。
10年目の庭をイメージして開店と共に植えた記念樹の柊を始め、花々や木々は私たちを16年間共に成長し癒してくれました。
しかし、元々老朽化していた建物だったので退去を選択する時期はいつかは来ると懸念はしていたけれど、
あっという間に月日は経ち２０１５年初秋その日来ました。
私の気持ちは寂しくて泣いてしまうだけかと思っていましたが、その心は逆でした。
ファルべを精一杯愛して父の言葉通り命がけでさせていただいたおかげで、爽やかな気持ちと感謝の気持ちで
涙は溢れました。
スタッフもきっと同じ気持ちだったと思います。
店は今にも崩れ落ちそうな天井や軒。
雨漏りは特にひどかったですが、しかし事故も無く最後まで私たちを支えてきてくれました。
ファルべは私そのものであり、これまで働いてきてくれたスタッフの愛の結晶だと思っています。
私達にとって激動の２０１５年でした。

現在、多くのお客様やスクールの生徒様に支えられて９月からファルべと統合したライフ＆フラワーフルール。
(私個人はスタッフや家族にもだいぶ支えられています。）
これまで出会った方々や出来事、そしてファルべでの思い出を大切に感謝して２０１５年を終えられることができました。
皆様には深くお礼を申しあげます。
２０１６年もより洗練されたアレンジやブーケ、心のこもったおもてなしを目指してスタッフ一同頑張っていきますので
来年もどうぞ宜しくお願いたします。
皆様にとって素晴らしい幸せな年でありますように。
心から感謝をこめて


ｐｈｏｔｏ：die・farbe 最後の夏

平識　麻紀
スタッフ一同

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フルール（那覇新都心）
098-860-8787　　　
営業時間10:00~19:00
12月31日(木)　10:00~12:00
年始1月1日(金)~3日(日)迄休業
初商　2016年1月4日(月)
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